2008年03月27日

高齢者の免許返納制度

先日、母と電話で話していると、思い出したように母が、

「そうそう、話したっけかなぁ?
 あのさぁ、車めちゃめちゃにしちゃったて〜」
「私もバカだったて〜 よくニュースとかでアクセルとブレーキ
 間違えて駐車場から転落する爺さんとかいるけどさ、
 まさか私がそうなるとはさぁ 参ったて〜」

実家の車庫は、いつも車をバックで車庫入れします。
その日、母はシフトレバーがR(リバース)に入ったまま下車し、
フットブレーキを踏むのを忘れたんでしょう。

下車し、車庫の引き戸を空けようとすると、車がじわーっとバックしてきて
慌てて車に飛び込み、ブレーキ!って思ったら
踏んだのがアクセルだった・・・って訳です。

そのまま引き戸を突き破りアクセル全開で車庫に飛び込む車・・・
夜10時くらいの出来事で、近所の人が心配して出てきたみたいです。
車は車庫の後ろの柱や基礎にぶつかってようやく停車。

とりあえず母には何ら怪我など無く安心しましたが、
高齢者に該当する母(今年で71歳)も、さすがに凹んだらしく、

「私も免許返さないとだめかなぁ〜」 と。

車庫の引き戸などの修理で何万も掛かって、
車に至ってはボディのほぼ全面がボコボコ状態。
修理代は約70万円とのこと・・・保険で直すって言ってましたが、
その分保険代が12,000円くらい上がるとか・・・

とにかく母が無事で、終わってしまえば笑い話のようなものですが、
決して他人事では無いんですよね。
私たちだって歳を取れば、同じ様な状況に遭遇するかも知れない訳です。

つまり、今起こっていることは将来私たちにも大きく関わる出来事な訳です。
母たちは、それを身を持って提示してくれているのかも知れません。

私が思うことその一は、
高齢者の免許返納制度はいいけど、実際、田舎では車が無いと生活もままならない
そんな現状をもう少しよく把握して欲しいと言うことです。
ジャスコに行くにも、スーパー銭湯に行くにも、車が必要なんです。

車が無いとはっきり言って陸の孤島になってしまいます。
交通インフラは?
バスが出てます。2時間に1本くらい・・・

都会なら余り問題にならない交通手段も田舎に行けば死活問題な訳で。
一極集中している日本ならではの発想しか出来ないところに
問題点と情けなさを感じる訳で・・・

タクシー料金が1割引になるとか、JRのオレンジカード(まだそんなのあるの?)
がもらえるとか、2時間に1本しかないバス料金が安くなるとか・・・
地方によってサービスの内容が違うようですが、
その程度では免許を返納する訳にはいかないのが実態だと思います。


もう一つは、
高齢者でも乗れる、安全安心な自動車の開発が急務だということです。
まがりなりにも、少々自動車メーカー関連の仕事に携わってきた人間として、
もっともっと声を大にして言いたいです。

オートクルーズや車間距離をミリ波レーダーで追突防止に。
赤外線カメラを使った居眠り防止機能など、技術面ではまあまあ進歩はあります。
が、高齢者の安全運転アシストにもう少し開発パワーを掛けて欲しいと思います。

私だって、まあ何とか生きられれば、高齢者になり運転もしたくなるでしょう。
でも、事故を起こしたりしては元も子もありません。
被害者にも加害者にもなりたくないですしね。

先人達のお陰で問題点が明確になっているにも関わらず、
それが自分達にも降りかかってくることだと言う認識に至らない・・・
自分達だけが良ければそれでいい。

そんな人ばっかりでは無いことを願って止みません。

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posted by 抑うつ父さん at 17:42| Comment(15) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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